様々な話題への疑問など

世の中の話題に対して、できるだけ斜めに捉えてみます

2021-01-01から1年間の記事一覧

再エネの変動

再エネはお天気次第で変動するので、バックアップが必要と言われている。 一方、IEAが作成した再エネの系統連系に関するファクトシートにおいて、集合化させることで変動が平滑化されると評価されている(下記ファクトシートNo.1参照)。 www.nedo.go.jp 日…

九州電力管内の再エネ抑制状況

2021/6/6の記事で2020/4/1~2021/3/31の九州電力管内の再エネ抑制状況を調べたので、他の電源も含めたデータをご紹介。 太陽光の発電実績(SOLAR_RESULTS)、抑制量(SOLAR_REGULATED)、両者を足し合わせた本来の発電量(SOLER_TOTAL)を示す。尚、それぞれ…

再エネ出力抑制分をEVなどで吸収できるのか?

九州電力管内では再エネの出力抑制がしばしば話題に挙がっている。再エネ業者への嫌がらせだという声、再エネは不安定で使い物にならないという声、様々な意見が挙がっているが、電力需給において実際にどの程度の規模感になるのか調べてみた。ソースは以下…

自動車のエネルギー消費量から電力量換算したら?

3/29の記事で評価した通り、自動車走行距離から電力量換算してみたところ、年間230TWhとなった。念のため、エネルギー白書2020年版の、運輸部門のエネルギー消費の動向からも算出してみる。 以下に示す通り、エネルギー消費は合計2,693PJとなり、電力量換算…

オールEVにした場合の電力消費増加量の試算

2021年1月、政府は2035年までに内燃機関車の新車販売を禁止する方針となり、電気自動車(EV)、ハイブリッド車(HV、PHV)、燃料電池車(FCV)しか購入できなくなる。個人的には、石原都知事時代のディーゼル車規制以来の大胆な方針に感じるが。トヨタの豊田…

「柏崎刈羽原子力発電所におけるIDカード不正使用」事象に対する原子力規制委員会の責任

今年2021年1月、マスコミ報道により、東京電力ホールディングス(以下、東電HD)柏崎刈羽原子力発電所にてIDカードの不正利用が公になった。本事象が発生したのは昨年9月であり、当初は何故数か月間も公表されていなかったのかという声もあったが、原子力規…